初めてのコンタクトレンズ購入ガイド|検査・費用・選び方まで詳しく解説
2025.10.01

初めてのコンタクトレンズ購入ガイド|検査・費用・選び方まで詳しく解説

目次

コンタクトレンズを始めたいけれど、「どこで買うの?」「処方せんは必要?」「費用はいくらくらい?」「ネット通販でも平気?」
――そんな疑問を抱えていませんか?

コンタクトレンズは目に直接触れる医療機器。だからこそ、使用方法や購入手順を正しく理解しておくことが大切です。
このコラムでは、初めてコンタクトレンズを購入する際の流れや費用の目安、レンズ選びのポイントなどをわかりやすく解説します。

購入する前に知っておこう!コンタクトにはどんな種類がある?

ソフトレンズとハードレンズの違い

コンタクトレンズは「ソフトレンズ」と「ハードレンズ」の2種類に分かれます。

・ソフトレンズ
水分を多く含んだやわらかい素材で、装用時の違和感が少なく、コンタクトレンズ初心者の方にも使いやすいのが特徴です。
黒目全体を覆う形状でズレにくく、運動時も安心して使用できます。1day・2week・1monthなどの使い捨てタイプが主流です。

・ハードレンズ
ハードレンズは、水分を含まない硬めの素材で作られており、慣れるまでに時間がかかることもありますが、酸素透過性が高く長時間の装用にも向いています。
また、耐久性に優れており、正しくケアすれば数年間使用可能です。


使い捨てコンタクトレンズ

短期間で交換する「使い捨てタイプ」のコンタクトレンズは、すべてソフトレンズで作られています。
初めての方でも清潔に使いやすく、人気があります。

使用サイクルは主に以下の3種類です

・1dayタイプ
毎日新しいレンズを使えるため衛生的で、ケアの手間もかかりません。
忙しい方や、ケアに慣れないコンタクトレンズ初心者の方にもおすすめです。

また、日常的に使うだけでなく、運動時やメガネを外して過ごしたいときなど、必要なタイミングだけ使うといった使い方も可能です。
ただし、毎日使用する場合は他のタイプより費用が高くなる傾向があります。

・2week・1monthタイプ
一定期間使用して交換するタイプで、毎日の装用後には洗浄や消毒などのケアが必要です。
手間はかかりますが、その分1dayタイプに比べてコストを抑えられるのが大きなメリットです。

ただし、使用期限を守らないと目のトラブルにつながるリスクがあるため、交換時期の管理が重要です。ケアやスケジュール管理に不安がある方は、1dayタイプを選ぶことで、より安心して使い始めることができます。


・用途・機能別コンタクトレンズ

コンタクトレンズには、さまざまな機能があります。たとえば、

・乱視を矯正する機能がある「乱視用レンズ」
・遠くを見るための度数と近くを見るための度数が1枚のレンズに入った「遠近両用レンズ」
・瞳を大きく見せたり色の雰囲気を変えられる「カラーコンタクト」などがあります。

見た目や機能など、自分のこだわりに合わせて選べるのもコンタクトレンズの魅力です。

まとめると…
初めてのコンタクトレンズ選びでは、以下の3点を整理してどんなタイプだと自分に合っていそうか考えてみるのがよいでしょう。

・ソフトレンズ or ハードレンズ
・交換サイクル(1day・2week・1month)
・用途や機能(乱視用・遠近両用・カラーなど)


さらに詳しいレンズの特徴や、目の状態に合わせた選び方について知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

初めてコンタクトレンズを購入するときの流れ

コンタクトレンズは種類や用途が豊富ですが、誤った方法で購入・使用すると、目のトラブルにつながることもあります。
正しく使い始めるために、購入までの基本的なステップを知っておきましょう。
ここでは、初めてコンタクトレンズを購入する際の流れをわかりやすくご紹介します。

購入時に必要なもの

コンタクトレンズは専門店やインターネット通販などで気軽に購入できるイメージがあるかもしれませんが、初めての購入時には眼科での診察が必要です。
診察後に発行される「処方せん(処方指示書)」には、度数だけでなく、レンズのカーブやサイズなど、装用に関わる重要な情報が記載されています。
自分の目に合ったレンズを適切に選ぶためにも、まずは眼科でしっかり検査を受け、必要なデータを確認しておきましょう。

受診の際は、健康保険証を忘れずに持参し、すでにメガネを使用している方はメガネも一緒に持っていくと診察がスムーズです。

眼科で検査・診察を受ける

診察では、視力の測定に加え、近視・遠視・乱視の有無を確認します。さらに、角膜の形状やカーブ、眼圧などもチェックされ、目の健康状態を総合的に診断します。
ドライアイやアレルギーなどの症状がある場合には、コンタクトレンズの装用が適しているかどうかも診断されます。

検査・診察結果をもとにフィッティングする

検査・診察の結果をもとに、医師が推奨するコンタクトレンズを実際に装用してフィッティングを行います。
目の形との相性や着け心地を確認しながら、使用頻度や費用面も考慮して、最適なレンズを選びます。
装用した状態での視力検査も行われ、見え方や違和感がないかを細かくチェックします。
少しでも気になることがあれば、遠慮せず医師に相談しましょう。

装用練習をする

コンタクトレンズが決まったら、医師やスタッフの指導のもとで装用練習を行います。初めての方でも安心して装着できるよう、扱い方についてレクチャーしてもらえます。
目を傷つけないためにも、事前に爪を短く整えておくとよいでしょう。

処方せんをもとにコンタクトを購入する

コンタクトレンズの種類や度数が決まると、眼科で「処方せん(処方指示書)」が発行されます。
この処方せんをもとに、眼科に併設されたショップやコンタクトレンズ専門店、インターネット通販などで購入することができます。

なお、処方せんには有効期限があります。長いものは3ヶ月程度の場合もありますが、眼科によって異なるため、受け取ったら必ず期限を確認しましょう。有効期限を過ぎると購入に使用できなくなるため、忘れずに期限内に購入するよう注意が必要です。

ちなみに…
コンタクトレンズはメガネと同じ度数のものを購入すればよいのではないかと思う方もいるかもしれませんが、このふたつの度数は別物です。
コンタクトを初めて購入する際は、コンタクトの度数を知るためにも必ず眼科を受診しましょう。

コンタクトの度数について詳しく知りたい方は、ぜひこちらのコラムもチェックしてみてください。

>>コンタクトの度数とは?視力との違い、パッケージの数字や英語の意味も解説!



コンタクトレンズが購入できる場所

眼科で処方せんをもらったら、次は購入です。コンタクトレンズは主に「眼科」「コンタクトレンズ専門店」「インターネット通販」 で購入できます。

眼科

眼科に販売店が併設されている場合、受診後すぐに購入できるのがメリットです。
2回目以降も定期的な検査を受けて購入する流れとなり、医師の管理下で選べるため、安全性を重視する方におすすめです。

ただし、取り扱いメーカーや種類が限られていることもあるため、希望する製品がある場合は、事前に取り扱いの有無を確認しておくと安心です。
また、毎回の検査には時間と費用がかかるため、他の購入場所と比べてやや割高になる場合もあります。

コンタクトレンズ専門店

処方せんがあれば、コンタクトレンズ専門店でも購入可能です。
専門知識のあるスタッフに対面で相談できるため、装用感や取り扱い方法などを確認しながら選べます。

在庫があれば当日中に受け取れるのも魅力ですが、店舗まで足を運ぶ必要があるため、仕事終わりや休日など、来店のためのスケジュール調整が必要です。事前に店舗の営業時間や在庫を確認しておくと安心です。

インターネット通販

処方せんの情報をもとに、通販サイトから注文することも可能です。
取り扱いメーカーや種類が豊富で希望に合った商品を見つけやすく、価格も比較的安く設定されている傾向があります。
ただし、注文の際はレンズのデータを自分で選択する必要があるため、度数やベースカーブ等を誤って選択しないよう、十分に注意が必要です。
特に初めての方は、処方せんの内容をしっかり確認して、気を付けながら注文するようにしましょう。

なお、通販で購入する場合も、必ず眼科で処方せんを発行してもらいましょう。商品によっては、サイトへの処方せん提出が必須な場合があります。

✓注意!
コンタクトの度数には-と+があります。遠くが見えづらい「近視」は、度数の数字の前に「-」が記載されています。
一方で「遠視」の場合は度数の数字の前に「+」が記載されています。
この-と+を誤ってコンタクトを装用してしまうと正しい見え方にならないため、特にインターネット通販で購入する際は十分注意しましょう。

>>度数について、詳しく知りたい方はこちら



初めてコンタクトレンズを購入するときの費用と相場

コンタクトレンズの購入には、レンズ代だけでなく、診察・ケア用品などの初期費用がかかります。
ここでは、初回に必要な費用の内訳やレンズの種類別の相場、継続的なランニングコストについて整理します。

初回にかかる費用

まずは眼科での診察と検査が必要です。健康保険が適用される場合、自己負担は1,500〜3,000円程度です。
その後、処方せんに基づいてコンタクトレンズを購入します。
加えて、ワンデータイプ以外を選択した場合は保存液やレンズケースなどのケア用品が必要になります。レンズ代とケア用品を含めた初回の出費は、5,000〜10,000円程度を見込んでおくと安心です。

レンズの種類別の相場

コンタクトレンズの価格は、タイプによって異なります。代表的な目安は以下のようになります。

1dayタイプ:両眼1ヵ月分(30枚×2箱)で約4,000〜8,000円

2weekタイプ:両眼3ヵ月分(6枚×2箱)で約3,000〜8,000円

1monthタイプ:両眼3ヵ月分(3枚×2箱)で約6,000〜8,000円

ハードレンズ:両眼(2枚)で約12,000~20,000円(数年単位で使用可能)

乱視用・遠近両用などの特殊レンズは、通常の1dayや2weekタイプなどより高くなる傾向があります。
また、2week・1month・ハードレンズには洗浄液や保存液などのケア用品が必要で、月1,000〜2,000円程度が目安になります。

ランニングコストと節約のコツ

コンタクトレンズは継続的な費用がかかるため、年間コストを把握しておくと安心です。

1dayタイプ:毎日使用すると 年間約5〜10万円

2weekタイプ:コストは抑えやすく、年間約2〜4万円

1monthタイプ:2weekと同程度かやや安め。年間約2.5〜3.5万円

ハードレンズ:初期費用は高いが、長期使用でランニングコストは低め。ただし破損や度数変更時は買い替えが必要

2weekと1monthのコスト感には大きな差がないことが多いようです。
ケア用品の使用量やブランドによって差が出るため、「使い方+手入れ方法」を考慮して選ぶのがおすすめです。

✓節約のポイント
節約におすすめのなのは、通販サイトや定期購入サービスの活用などが挙げられます。割引や送料無料などの特典があるため、継続的に使う方には大きなメリットとなります。

レンズワンでは、定期購入サービスや、定期的に割引クーポンの配布を実施しています。 少しでもお得にコンタクトを使用したい方はぜひチェックしてみてください。

>>便利でおトク!定期購入
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安全に使うための装用ルールと注意点

コンタクトレンズは目に直接のせて使う医療機器です。使用方法を正しく守らないと目の乾燥や充血、さらには感染症といったトラブルにつながることもあります。
ここでは、安全に使うための基本ポイントを確認しましょう。

使用期間や装用時間を正しく守ろう

コンタクトレンズは、製品ごとに「使用期間」と「装用時間」が明確に定められています。
まずは製品の添付文書を確認し、定められた期間をしっかりと把握しましょう。

決められた装用時間を超えてコンタクトレンズを長時間つけっぱなしにすると、角膜の酸素不足を招き、充血やかすみ目、角膜炎などの原因になります。
目の健康を守るためには、定められた装用時間を意識し、「長くつけすぎない」ことが何より大切です。

特に初めて使う場合は、目に負担をかけないよう少しずつ慣らしていくのがおすすめです。初日は6時間程度から始め、徐々に延ばしていきましょう。

>>装用時間について詳しく知りたい方はこちら



正しくケアや・保存をしよう

ワンデータイプ以外のコンタクトレンズは、毎日のケアが欠かせません。
基本的なケアを怠ると、目の感染症や炎症につながる可能性があります。保存液は毎回新しいものに交換し、レンズケースも定期的に洗浄・交換しましょう。

また、レンズの種類によって使用するケア用品や手順が異なるため、事前にしっかりと確認し、理解しておくことが大切です。

詳しいケア用品の種類や正しいケア手順については、以下の記事もあわせてチェックしてみてください。

>>コンタクトレンズのケア用品で必要なものは?どこで買うのがおすすめ?



初めてでもネットで買える?通販利用のポイント

コンタクトレンズは、初めての方でも通販で購入することができます。
通販サイトでは処方せんなしで買える製品も多く見られますが、利用には注意が必要です。
ここでは、通販を利用する際のポイントと注意点をまとめます。

●処方せんなしで買えるケースと注意点

処方せんなしで購入できるからといって、医師の診察を受けずに自己判断で選ぶのは避けましょう。
自分の目に合わないレンズを使うと、視力の悪化や目のトラブルにつながる恐れがあります。
特に初めて購入する場合は、必ず眼科で診察を受けて処方せん(装用指示書)をもらいましょう。

また、目の状態は年齢や生活習慣によって変化するため、定期的な眼科受診で処方内容を見直すことも重要です。

●安心の国内正規品とは

通販サイトでは「国内正規品」と「海外製品」のコンタクトレンズが販売されていることがあります。
国内正規品は、厚生労働省の承認を受けた医療機器で、日本国内での流通が認められています。薬機法に基づいて管理されており、品質や安全性の面でも信頼できます。

初めてのコンタクトレンズには、国内正規品を選ぶのがおすすめです。通販を利用する際は、「高度管理医療機器等販売業許可番号」が記載された信頼できるサイトを選びましょう。

レンズワンが取り扱っている商品は、全品国内正規品。安心してお求めいただけます。

>>レンズワンについて詳しくはこちら

初めてのコンタクトレンズでよくある疑問

Q. 未成年でもコンタクトレンズは購入できる?

はい、未成年でも購入は可能です。ただし、初めての場合は必ず眼科で診察を受ける必要があります。医師によっては、保護者の同伴や同意書を求められるケースもあるため、事前に確認しておくと安心です。
また、コンタクトレンズは年齢に関係なく正しい方法で装用やケアができるかどうかが大切です。


Q. メガネの度数で代用できる?

メガネとコンタクトでは度数の算出方法が異なるため、そのまま代用することはできません。必ず眼科でコンタクト専用の処方を受けましょう。


Q. メガネとの併用は?

メガネとコンタクトの併用は目の疲労の軽減やコストを抑えるといった点においてメリットがあります。
普段はメガネで生活し、スポーツをするときのみコンタクトを使用するといったケースもあります。


Q. うまく付けられない!コツはある?

レンズに破損や傷がないかよく確認し、鏡を見ながらまぶたをしっかり開きましょう。
まばたきをしないように注意しながら、黒目の中央を意識してそっとのせるようにしましょう。
上目づかいになると黒目の上にレンズがのりにくくなってしまうため意識しましょう。

>>コンタクトのつけ方とコツについて、詳しく知りたい方はこちら


Q. 裏表はどうやって見分けるの?

指先にレンズをのせて横から形を確認します。正しい向きならフチがきれいに立ち上がったお椀型に見えます。

逆に、フチが外側に反り返って見えるときは裏返しなので、装着前に必ずチェックしましょう。

>>コンタクトの裏表の見分け方について、詳しく知りたい方はこちら

まとめ:安全にコンタクトデビューするために

コンタクトレンズは、正しい知識を持って選び・使うことで、毎日の生活をより快適にしてくれる便利なアイテムです。初めての方は以下のポイントを意識してみてください。

・まずは眼科で検査・処方を受けることが必須
・ライフスタイルや予算に合ったレンズタイプを選ぶ
・装用・ケア方法を守ることでトラブルを予防
・目に違和感を感じたら無理せず眼科へ相談

「おしゃれに見せたい」「コストを抑えたい」など目的は人それぞれですが、自分の目を守ることが最優先です。
正しい選び方と使い方を心がけて、コンタクトデビューを楽しんでくださいね。

国内正規品を扱うレンズワンのおすすめ商品紹介

●LaClarte (ラクラルテ) ワンデーUV Confort 30枚入

LaClarte (ラクラルテ) ワンデーUV Confort
使用期間:1日使い捨て
BC(ベースカーブ):8.7
DIA(レンズ直径):14.2mm

ヒアルロン酸の約2倍の保湿力を持つ保湿成分「MPCポリマー」配合。58%の高い含水率となめらかなレンズデザインで、着けた瞬間から目になじみます。や
わらかいのに形がしっかりしているため装着も比較的しやすく、初心者の方にもおすすめ。UVカット機能付き。
※ 装用感には個人差があります。

●メダリスト ワンデープラス 30枚入

メダリスト ワンデープラス
使用期間:1日使い捨て
BC(ベースカーブ):8.6
DIA(レンズ直径):14.2mm

「メダリスト ワンデープラス」は、『レンズデザイン』 『レンズ保存液』 『レンズ素材』のレンズ構成要素を研究し、3つの要素が相乗効果を発揮する “コンフォート モイスト テクノロジー” を開発。
瞬きのたびに涙がレンズ全体に広がります。またそのデザインによって像ボケのない輪郭や細部まで鮮明でシャープな視界を実現します。※ 見え方には個人差があります。

●アキュビュー オアシス 6枚入

アキュビュー オアシス
使用期間:2週間使い捨て
BC(ベースカーブ):8.3/8.6
DIA(レンズ直径):14.0mm

「コンタクトレンズの乾き」から自由になることを目指したアキュビュー オアシス。それを可能にしたのは、次世代素材「シリコーンハイドロゲル(レンズ素材名:セノフィルコンA)」と、Johnson&Johnson社独自の技術「ハイドラクリアプラス・テクノロジー」の融合。
変わらないみずみずしさ(※)と目の健康への思いが実を結んだ、コンタクトレンズの新しいカタチ。
※ 装用感には個人差があります。

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