コンタクトレンズのゴロゴロ、違和感の原因は?予防・対策まで詳しく解説
2026.06.05

コンタクトレンズのゴロゴロ、違和感の原因は?予防・対策まで詳しく解説

目次

コンタクトレンズをつけると「ゴロゴロする」「なんだか違和感がある」
──そんな経験はありませんか?このような目の違和感を放置すると、一時的な不快感にとどまらずトラブルにつながるおそれがあるため、早めの対処が大切です。

このコラムでは、コンタクトがゴロゴロする原因とすぐできる対処法・予防策・快適な装着感が期待できるレンズ選びまで詳しく解説します。

コンタクトレンズがゴロゴロする…違和感の原因は?

コンタクトのゴロゴロや違和感には、いくつかの要因があります。ここではその中でも主な5つの原因を解説します。

目の汚れや異物混入

コンタクトレンズのゴロゴロ感でまず考えられるのが、レンズの汚れや異物の付着です。
レンズ表面に花粉やほこり、皮脂、メイク汚れなどが付着していると、ゴロゴロした違和感が生じやすくなります。
汚れを防ぐためには、毎日のケアを適切に行うことが大切です。ケアを正しく行っていても、コンタクトを装着する際に指先に細かいゴミなどが付いていたりすると、汚れが入り込んでゴロゴロの原因になるため注意しましょう。

また、朝のメイク後にコンタクトを装着すると、まぶたや指先に残った化粧品の粉や油分がレンズに移りやすく、ゴロゴロ感や視界のくもりにつながることがあります。そのため、レンズはメイク前に装着するのがおすすめです。

目の乾燥やドライアイ

目が乾燥すると、レンズと角膜の間でクッションの役割をしていた涙の量が減り、レンズが直接目を刺激しやすくなります。
特にスマホやパソコンを長時間使用していると、自然とまばたきの回数が減り、涙が蒸発しやすくなるため、ゴロゴロ感を引き起こしやすくなります。

また、エアコンの風や季節的な乾燥も目のうるおい不足を招きやすくコンタクトの装用感に影響を与えるため、注意が必要です。

レンズサイズ(BC)の不適合や裏表の誤り

コンタクトレンズは眼球の形に合わせてカーブが設計されており、このカーブの大きさ(ベースカーブ)には個人差があります。
BC(ベースカーブ)が目に合っていないとレンズのズレやゴロゴロ感に繋がります。
また、レンズの裏表が誤っている場合も、ゴロゴロの原因になります。カーブが正しく合わず、異物感や不快感につながるだけでなく、正しい見え方になりません。装着前には必ずレンズの裏表を確認しましょう。

コンタクトレンズの「BC」や「裏表」についてもっと詳しく知りたい方は、こちらのコラムもおすすめです。

>>コンタクトレンズのBC(ベースカーブ)とは?数値の意味や平均などを詳しく解説

>>裏返しだとどうなる?コンタクトの裏表の見分け方

レンズの傷や劣化

レンズに傷がついていると、まばたきのたびにまぶたへ刺激が加わり、違和感の原因になります。
特に、使用期限を超えての装用や、強くこする・十分にすすがないといった不適切なケアを続けると、表面が劣化して装用感が悪化しやすくなります。 長期装用タイプを使う場合は、使用期限を守り、正しい方法で日々のケアを行うことが大切です。

毎日のケアや交換のタイミングに不安がある方は、ケアが不要で清潔に使えるワンデータイプを選ぶのもおすすめです。

コンタクトレンズの正しい洗い方や、適切な装用時間について詳しく知りたい方は、ぜひこちらのコラムも参考にしてみてください。

>>あなたの洗い方は大丈夫?コンタクトレンズの正しい洗い方

>>コンタクトは1日何時間まで?適切な装用時間や初めての場合についても解説!

アレルギーや炎症の可能性

花粉症などのアレルギーによる炎症が起きていると、目が敏感になり、少しの刺激でもレンズがゴロゴロしているように感じやすくなります。
また、涙のバランスが乱れレンズが安定しにくくなるため、違和感が生じる可能性もあります。
充血やかゆみを伴う場合は、コンタクトの使用を中止し早めに眼科を受診しましょう。

ゴロゴロや違和感を和らげる対処法

すぐにできる応急処置と、応急処置で改善しなかった場合について、対処法をご紹介します。

すぐできる応急処置

●ゆっくりまばたきをする

ゴロゴロした違和感の原因は、多くの場合レンズ表面への小さな異物の付着によるものです。ゴロゴロとした違和感を覚えたら、まずは何度かゆっくりとまばたきをしてみましょう。
まばたきによって涙が広がり、異物が自然に流れることで、ゴロゴロ感が和らぐことがあります。

●目薬でうるおいを補う・汚れを流す

2つ目の応急処置は、目薬でうるおいを補うことです。ドライアイなどで目が乾燥していると、レンズが角膜に触れやすくなり、ゴロゴロした違和感が出やすくなります。
コンタクトレンズ装用時に使えるタイプの目薬でうるおいを補給することで、涙の代わりに潤滑剤の役割を果たし、刺激を軽減できる可能性があります。
また、目薬をさしたあとにゆっくりまばたきをすると、レンズに付着した小さな汚れを流す効果も期待できます。

改善しない場合

●一度レンズを外して汚れや裏表をチェックする

応急処置を行っても違和感が続く場合は、一度レンズを外し、レンズ自体に傷や汚れが付いていないか確認しましょう。
レンズ表面に小さな傷が入っていたり、指の油分やメイク汚れが付いていたりすると、装用時にゴロゴロした刺激を引き起こします。

また、レンズの裏表が逆の状態で装着していると目のカーブに合わず、違和感が出やすくなります。指先にレンズを置いたとき、フチが外側に広がらずにきれいなお椀型になっているかをあわせて確認しましょう。

裏表イメージ

●レンズを洗浄または交換する

・ワンデータイプの場合
ワンデータイプは一度外すと再装用はできない設計となっています。洗浄などはせずに必ず新しいレンズに交換しましょう。

・2weekタイプや1monthタイプの場合
一度コンタクトレンズを洗浄し、清潔な状態に戻しましょう。このとき、水道水でレンズを洗うことは避けてください。
水道水に含まれる雑菌や微生物の影響で、炎症や眼病の原因になるだけでなく、レンズが変形してしまうため危険です。

外出先で洗浄液が手元にない場合は、コンビニなどで購入できる使い切りタイプの洗浄液が便利です。
洗浄しても違和感が改善しない場合や、レンズの傷・変形が確認できる場合は、2weekタイプや1monthタイプであっても新しいレンズに交換しましょう。

>>コンタクトは1日何時間まで?適切な装用時間や初めての場合についても解説!

眼科を受診した方がよいケース

レンズの洗浄や交換を行っても違和感が続く場合は、無理にコンタクトを使用せずメガネなどに切り替えましょう。 レンズではなく、目に原因がある場合があります。
例えば、角膜に傷がついていたり、アレルギー性結膜炎や感染症などです。これらは自己判断で使用を続けると症状が悪化するおそれがあります。
特に、痛み・強い充血・かゆみ・涙がとまらないといった症状がある場合は、早めに眼科を受診するようにしましょう。

ゴロゴロを予防するための対策

ゴロゴロとした違和感は、異物混入などの突発的な要因だけでなく、乾燥など日々の環境によって引き起こされる場合も多くあります。
ここでは、日常生活に取り入れやすく、ゴロゴロ感の予防に役立つ対策を紹介します。

目の乾燥対策をする

目が乾燥するとレンズと角膜の間の涙が不足し、摩擦やズレが生じやすくなります。加湿器などで室内の湿度を保つよう調整したり、エアコンの風が直接目に当たらないように工夫しましょう。
コンタクトレンズ装用時に使える目薬をこまめに取り入れるのも効果的です。

スマホやPCの使い方に気を付ける

スマホやパソコンを長時間見続けると、自然とまばたきの回数が減り、涙が蒸発しやすくなります。
連続使用が続くときは、意識してまばたきを増やす、適度に目を休ませるなど、目への負担を軽減する習慣を取り入れましょう。

さらに、モニターの明るさを調整し、画面を目線より少し低い位置に置くようにすると、目を大きく見開かずに済むため、乾燥を防ぎやすくなります。

予備レンズやメガネを持ち歩く

外出先で突然ゴロゴロ感があらわれたときにすぐ対処できるよう、予備のレンズやケア用品をまとめたポーチを持ち歩いておくと安心です。
特にコンタクトレンズ用の目薬は、乾燥対策や異物が入った際の応急処置として役立つため、持っておくと便利です。
ケア用品やケースを持ち歩くのが負担に感じる場合は、替えのワンデーレンズを1枚だけでも携帯しておくと、急なトラブル時に対応しやすくなります。

また、強い異物感や痛みを感じる場合は、無理にコンタクトを使い続けずメガネに切り替えるようにしましょう。予備のメガネを1本用意しておくと、急なトラブルでも安心です。

✓外出先での急なゴロゴロに対処するために持っておきたいもの

・コンタクトレンズ用の目薬
・メガネ
・予備のコンタクトレンズ
・使い捨て洗浄液


レンズの素材や種類を見直す

そもそも、コンタクトレンズの素材や種類が合っていないことが違和感の原因となっている可能性もあります。
たとえば、含水率が50%以上の高含水レンズは素材が柔らかく、装着時に目になじみやすいというメリットがある一方で、乾燥した環境や長時間の装用でレンズの水分が蒸発しやすくなり、涙を吸収しやすくなることがあります。
そのため、エアコンが効いたオフィスなどで長時間装用する場合は、涙を吸収しにくい低含水レンズや酸素を良く通すシリコーンハイドロゲル素材のコンタクトレンズが適している場合もあります。

このように、生活環境や目の状態に合ったレンズを選ぶことが、快適な装用感につながります。

含水率や、シリコーンハイドロゲル素材について、詳しく知りたい方はこちらのコラムもぜひご覧ください。

>>高含水と低含水の違いとは?コンタクトレンズの含水率について詳しく解説!

>>目に優しいコンタクトの新素材!シリコーンハイドロゲル素材とは?

快適さが変わる!コンタクトレンズ&ケア用品の選び方

コンタクトのゴロゴロとした不快感は、レンズの種類を見直したり、装着液を取り入れることで軽減できる場合があります。
ここでは、ゴロゴロ感が気になる方に向けて、おすすめのコンタクトレンズやケア用品を紹介していきます。

毎日清潔に使えるワンデーレンズ

2weekや1monthなどの定期交換タイプは、毎日のケアが不十分だと涙に含まれるタンパク質が蓄積し、レンズ表面がざらついてゴロゴロとした不快感の原因になることがあります。
その点、ワンデーレンズは毎回新品を使用できるため汚れが蓄積しにくく、清潔な状態で装用できるのが大きなメリットです。
ケアの負担を減らしたい方や、衛生面を重視する方におすすめのレンズタイプです。



酸素をよく通すシリコーンハイドロゲル素材

長時間コンタクトレンズをつけて過ごす方には、酸素透過性の高いシリコーンハイドロゲル素材のレンズがおすすめです。
酸素透過率(DK/L値)は、コンタクトレンズがどれだけ酸素を通すかを示す数値です。この数値が低いレンズを長時間使うと、瞳が酸素不足になり負担を感じやすくなる場合があります。
シリコーンハイドロゲル素材は一般的なレンズに比べて角膜へ酸素を届けやすいため、オフィスワークなどで装用時間が長い方や、仕事でコンタクトを外しにくい方に向いています。

シリコーンハイドロゲル素材ついては、詳しくはこちらのコラムでご紹介しています。
>>目に優しいコンタクトの新素材!シリコーンハイドロゲル素材とは?



装用前の装着液でうるおいを補う

目の乾燥が気になりやすい方には、コンタクトレンズ装着前にレンズへ1滴たらす「装着液」もおすすめです。
レンズ表面にうるおいのクッションができることで、装用時の摩擦を軽減し、スムーズなつけ心地につながります。
特に乾燥が気になる季節や長時間の装用が続く日は、ひと手間加えるだけで快適さが期待できます。



コンタクトの違和感に関するよくある疑問

新品のレンズなのにゴロゴロするのはなぜ?

新品のレンズでも、裏表を逆に装着してしまった場合や、ベースカーブ(BC)が目に合っていないと、ゴロゴロとした違和感が生じることがあります。
BCは処方せん記載されています。自分に合ったBCのレンズを使用すること、装用前にはレンズの裏表が正しいかよく確認することが大切です。

また、目の乾燥やドライアイも装用時のゴロゴロ感の原因になります。日頃から目の乾燥対策を心がけることが大切です。

コンタクトの違和感があるまま放置しても大丈夫?

ゴロゴロとした違和感が続く場合は、放置せずに一度コンタクトの装用をやめましょう。
原因がレンズの傷や汚れなどの場合もありますが、アレルギーや炎症が起きている可能性もあります。
特に痛み・強い充血・かゆみ・涙が止まらないなどの症状がある場合は、コンタクトの使用を中止し、早めに眼科を受診しましょう。

まとめ:正しい装用方法と日ごろのケアで「一日中快適な瞳」へ

コンタクトレンズのゴロゴロ感が起きる主な原因と、違和感を和らげるための対処法・予防策を解説しました。

✓目の乾燥を防ぐ
✓レンズの種類を見直す
✓専用の洗浄液で汚れを落とす


基本的なケアを日常的に行うことが快適な装用につながります。
日々のちょっとした工夫で、コンタクトレンズのつけ心地は変わります。今日からできる対策をぜひ取り入れてみましょう。

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